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2024.02.14

除雪車オペレーターにインタビュー in 昭和村

2023年12月下旬、只見川電源流域振興協議会から発行された情報誌「つなぐ奥会津」。その特集として誌面に掲載した「意外と知らない!? 奥会津の除雪」の中から、昭和村で働く3人の除雪車オペレーターへのインタビューをお届けします。取材・撮影は、本格的な降雪シーズンの直前である12月上旬に行いました。

 

左から:入倉 健至さん(茨城県出身/オペレーター歴1年目)、長谷川 洋さん(会津若松市出身/オペレーター歴13年目)、本名 正則さん(昭和村出身/オペレーター歴7年目)

 

INTERVIEW  START

長谷川: 昭和村の除雪作業には、いろいろな人が関わっているんですが、私たち3人は春から秋までの間は昭和村特産のカスミソウを育てる農家をしています。冬は農作業が落ち着くので、除雪車のオペレーターとして働いています。

入倉: 私は除雪を始めてまだ数カ月です。ベテランのオペレーターとペアになって除雪車に乗り、操作のコツを教わったりアドバイスをもらったりして、少しずつ実務の経験を積んでいるところです。

 

長谷川: 除雪のために、みんな大型特殊免許を取り、講習会に参加して勉強したんですよ。実は除雪は本業とも関わりがあります。カスミソウを収穫してから出荷するまでの数日間、涼しい環境で花を貯蔵する施設が村内にあるのですが、その施設は通称「雪室(ゆきむろ)」と呼ばれ、10tトラック約300台分の雪を2月に除雪車で運び込んで、約1年分の冷源として活用しています。

 

 

本名: 除雪の仕事は、天気の確認から始まります。天気予報は毎日小まめにチェックしますし、毎晩午前2時頃に一度起きて外の状況を確認するんです。積もっていたら午前3時頃から7~8時頃まで除雪作業を行います。大雪の日は昼までかかることもありますし、昼もどんどん降り続くようならまた出動する必要があるので、冬はプライベートで出かける予定をなかなか立てられないのがちょっと大変なところですかね。それでも地元の人に「キレイに除雪してるね」とか「ありがとう」と喜んでもらえると、やりがいを感じます。

 

 

入倉: 私は、2023年に開通した博士トンネルまでのルートを担当するので、今後どんな大雪を経験するんだろうとドキドキしています。

長谷川: これからを担う若手には期待しています。大事に育てていくので、一歩一歩成長してくれたらと思います。

本名: 仲良く助け合ってやっていこう!

 

YouTubeでは撮影やインタビューの様子をまとめた動画も公開しています。ぜひご覧ください!

動画はこちら▶ https://youtu.be/ZUEdHya8E0Y